無駄居



別に誰かに届いて欲しくて
歌ってるわけじゃない。

別に誰かに聴いて欲しくて
歌ってるわけじゃない。


じゃあ
何のために歌うんだろう。

何のために描くんだろう。



自分のため、
自分のため、と思い続けて
やってきたことは

本当に自分のために
なっているのだろうか。





いつか誰かに話した様に

私は音楽に全てを
捧げようとしている
人間ではない。




その気がなくなれば
いつだってやめられる。

その覚悟さえあれば、
とっくに
やめてるのかもしれない。





時間は有限だ。


ただ続けているのでは
時間の無駄だと
思ってしまう。


やってみたいことだって、
時間を割いて
取り組みたいことだってある。

なんなら
何もせず、
のーんびり過ごすだけの
時間もたらふく欲しい。笑





きっと私は
自己成長の為の
媒体のひとつとして
音楽を捉えているから。





もちろん、
音楽は好きだ。

好きだから、
やってるのもある。



ただ、
自分が今やっているものに関しては
好きだけでは到底
済まされないものが
いつも渦巻いている
感覚がある。




前よりも良いものにしたいし、
前の自分を越えたいと
いつだって思っている。


正直、辛いときもある。
でも時折喜びも見出せる。



それって
楽しむこととは
別物になるのだろうか。









自分の中に
表現したいことなんて
そもそも
ないのかもしれない。





思っていることを
ただただ歌うだけの音楽では
超えられないものを
目の前にしている、

そんな気がしているけれど、

本当の解は
思っていることを
ただただ歌うだけの音楽に
あるのかもしれない。
(ややこしい






何故なんだろうか。
思っていることを
歌ってきたはずなのに。


自分の信念に則って
思った通りに色々
やってきたはずなのに。





ここへ来て
迷子になってしまったよ。






「何」が私を

歌わせているんだろう。







そんなことをぼんやり
考えているうちに


更けすぎた夜は

やむなく
明けていく。





 
そう、
そんな風に過ぎていく。



早く眠らなきゃ、
と思うけど
眠れない夜の様に。



がんばらなきゃ、
と思うけど
がんばれない私が居る。






かなしいね。









今日はいい夢
みれたらいいな。