ライブ地稽古31

ライブ地稽古31

終演しましたー。


ありがとうございました!



先攻:◾️ZOMI 

後攻:◻︎三谷 京


◾️理由

     (原曲:三谷京)

◻︎遠心力

     (原曲:ZOMI)

◾️あわよくば

     (原曲:三谷京)

◻︎Ant march

     (原曲:ZOMI)

◾️◻︎そのまま

        (原曲:三谷京、競演)

◾️◻︎孤高のウィスパー

        (原曲:ZOMI、競演)

◾️ネジ

      (原曲:三谷京)

◻︎後ノ祭リ

      (原曲:ZOMI )

◾️元旦

      (原曲:三谷京)

◻︎クロスゲーム

      (原曲:ZOMI )

◾️箱庭

       (ZOMI オリジナル)

◻︎ヒキガエル

       (三谷京オリジナル)







ライブ前にじゃんけんで

先攻後攻を決めて、いざ。




地稽古は

その瞬間瞬間に

相手の曲や言葉を聞きながら

返す様に演奏する、

というスタイル。




選曲は

基本詞から入りました。

(個人的解釈に基づく

京さんの曲の世界観です。

 作者三谷京氏の意図や思いとは

  異なるかもしれません...)






ど緊張の中

先攻になった私は

1発目に

「理由」を。



「履いて捨てる

気持ちの墓場はここだ

2人きりのひどく幸せな場所だ」


他にも抜粋したい

所もありますが。


私の気持ちの代弁だわ、と。


また、先月の

アコースティックライブ

(「理由」をやりました)

からの延長、

という感覚もあって、

つなぎの意味も込めて

この曲にしました。



その後、

京さんが「遠心力」を。




京さんはどうやって

曲順決めたのかなぁ?

決まってたりしたのかなぁ?


そういえばそこは

聞いてなかったですね。

気になります。



遠心力...ポップな感じで

新しかったですね。




遠心力は

美しい世界に馴染めない

無情さ、無力さを

歌っていたので





諦めて傍観的に見ている、

そんな印象があった

「あわよくば」を2曲目に。


「無理に何かになりたいとも思えず

    このまま終わるのは地獄」

「誰か教えてよ簡単なやり方

    自分を何も変えないで出来る

    幸せになれるやり方」



傍観的で、

単純なことしかしたくない、

希望や人を信じても

辛いだけ。

いっそどうでもいい。




そんなイメージで。



所々歌詞、

あと曲調も

楽観的に多少ポップに

変えてみました。






京さんはここで

「Ant march」を。

これもびっくりしました。



京さん、原曲と違う

歌い方をするんです。


その...

同じメロディラインに

同じ歌詞なんだけども

言葉のはめ方とか

音の取り方とかね。


あれは感覚で

やってるんだろうなぁ。


私からは出ない取り方で

勉強になりました。






そしてここから2曲は

京さんとの共演で

「そのまま」と

「孤高のウィスパー」を。



これもあーだこーだ言いながら

練習しました。笑


ギターが2本なので、

主メロを弾かない方は

アレンジを考える必要も

ありました。

アレンジといえど

ソロを弾く様な

ギターテクニックは

持ち合わせておりませんで。笑

1オクターブ上のキーで

コードを探って

やってみましたよ。



あと私は主メロしか

歌ってきてないので...

ハモりに入るというのが

かなり

ハードル高くてですね。笑

こちらがわさんの練習に

時々お邪魔して

ハモってみたりもして。


下手くそなりに

色々やってみました。


どれも新しい感覚で

面白かったです。





その後、

「ネジ」を。



詞を読み返してみると

ネジだけすごく

引っかかった感覚があって。


「愛なんて恋なんて

    夢なんて明日なんて

    どーでもいいのに

    あなたなんて私なんて

    歌なんて歌なんて

    どーでもいいのに」


原曲はアルペジオで

歌われているのだけれども、

私この詞なら絶対

ゴリゴリの

ロックにするわ、と。笑



原曲のイメージも

すごく好きで

いいなぁと思うんですけど


せっかくだから

自分の思う様にやってみたら

良いんじゃないか?



と思って

アップロックなイメージで

やりました。



  「ところが本当に

     何もいりません」


この一言に

全て集約されて

いるんじゃないか。



捉え方は人によって

違うんでしょうけど、

私はその部分を

「本当は.....」

って感情で捉えて


声を大にして言っていることは

完全に嘘、

むしろ逆だ、という

イメージで歌いました。



素直に

全て本当で、何もいらない、

という捉え方も

あるんでしょうけど。





その後京さんが

「後ノ祭リ」を。


これ、私が

京さんに歌ってほしいと

1番懇願した曲でして。


しかもこれもまた

別アレンジ。

メロディラインも然り、

ちょっとゆるめのタイム。

しゃがれた声で

歌うもんだから

めちゃくちゃカッコいい。


...しびれました。



この辺からは普通に

お客さんレベルで

聴き浸ってました。笑







そして私のカバーの最後、

「元旦」。


これは初めて聴いた時から

本当に大好きで。



うまく言えないんですけど...

中心にくる

強さじゃなくて

傍らに置く

優しさみたいな。




「どうして泣くのかといえば

    人に言えない様な訳ばかり

    だからそんな必要もない

    今年は良い年になるよ」


  「あの人の帰る場所に

      帰ってみたい

      だけどそれは

      誰かのものなんだな」


  「卑怯なことしてるんだろう

     悪い人間なんだろう

     どんな罰を受けるかな

     今が もしや そうかな」



もうね、

めっちゃいいから

歌詞とか全部載せたい。笑



言葉の使い方に

心掴まれるし、

不思議なことに

ライブのその瞬間の感情にも

はまった感覚がありました。




今年も半分が

終わろうとしていますが


いろんなことがあるけど、

まだ

「今年は良い年になるよ」と

願いながら

カバーを歌い納めました。






京さんのラストカバーは

「クロスゲーム」。



これもまたオリジナルとは

変えてきてまして。


歌詞も

手札が元からなかったり、

途中で孤高のウィスパーを

混ぜてみたり。


私は結構「前ノリ」

になりがちなんですけど

京さんが弾くと

「後ノリ」がかなり出ましたね。



どっしり感が出るというか。

これもまた

勉強になりました。








カバーが全て終わってから

オリジナル曲を1曲ずつ。



私は前回のライブの

リード曲で書き上げた

「箱庭」を。


この曲を作るにあたっての

バックグランドは

前回の日記に色々描いたので

そちらをご参照に。




ちなみに

お互いの曲のアレンジ、

掛け合いやアドリブなんかで

「騙し騙され」


「しのぎ削られ」

自分の身を粉にする、

その痛みを伴いながらも

「自分の糧」になっていけ。


フライヤーの後半は

このライブの願いも

込めていましたよ。





この地稽古のライブの

期待感やワクワクも込めて

作った曲なので、

「最高にイタイ」

「最高に居たい」

箱庭です、という気持ちで

歌わせていただきました。



コード忘れて

結構ワヤでしたけど笑

すみません。

でも気持ち込めて歌いました。







締めは

京さんの「ヒキガエル」。



これをやられた瞬間

「あぁ、やられた」

って思いました。


もし今オリジナル曲で

私と京さんが

地稽古をしたとしたら

勝ち目がないな、と。





このライブの総括に

ふさわしい選曲...


あと

ここぞとばかりに

好きに歌う笑

そのセンスが秀逸で。


自分の曲だから

好きにできたんでしょうね。


でもあれは

京さんだから

できるんだろうなぁと。



悔しいけど、

すごいなぁ。



感服でございました。










今回のライブは

本当に感慨深かったです。


ずっと

感銘を受けてきた人と

感銘を受けてきた歌を

ライブでやれるなんて。


しかも

自分が歌ってほしい

曲を歌ってもらい、

自分が歌いたい

曲を歌うという。笑



結果中々な

わがままライブでした。



私の曲を練習して

ライブに一緒に出てくれた

京さんにも、

こういう場を設けてくれた

ビートルズのマスターにも、

なんとなく面白そうだなぁって

当日ライブを一緒に

感じてくれた人にも、


感謝しきりでした。

本当に最高でした。






あとは

あのバッドコンディションの中で

あれだけのライブができる

京さんってさすがだなと

改めて思いました。




自分にないものを持っている

京さんから

勉強になったことも

多かったです。


悔しいけど、

本当にすごい。


また

越えてみたい、

と思いました。





積み上げたものしか出ない、

自分にあるものでしか

闘えない、

おそらく

そういうものですから


ウダウダ言わずに

また精進して

今度はオリジナル曲で

地稽古リベンジしたいです。





本当に楽しいライブでした。


ありがとうございました!






次回ライブは

7/22(土)

アコースティックライブです。



また

よろしくお願いします!