PETA LIVE

6/20(月)PETA LIVE
終演しましたー。
ありがとうございました。



セットリスト

1:はじまりの朝
【MC】
2:ほどけたピアス
3:対岸の灯火
4:孤高のウィスパー
5:遠心力




前日も
アコースティックライブが
あったので、
そこを少し意識して


いつもと違った方向から
攻めてみよう


と思って
セットリストを組み立てました。




私はストロークメインの
比較的
パワフルな感じの曲を軸に
リストを組んでライブをする。




なので
今回のセットリストは
どちらかといえば
スロー〜ミドル、
指弾きも多めの
大人しい曲揃いで、

組んどいて何だが
自分の中では
かなりハードルが高かった。



繊細な音楽を軸に
"聴かせる"ライブをするのには
私には、まだ、
足りないものが多い。



でも今日は
やってやるぞー。
がんばるぞー。






....と思っていたのですが。











ゾミはPETAさんとの
共演は3回目。


PETAさんは
ギターの
チューニングのパターンを変えて
色々なメロディを奏でる
「オープンチューニング」
という手法?で
曲を結構弾かれています。


実は私も
PETAさんの影響で
オープンチューニングの曲を
1曲作ったことがあって、

それが"はじまりの朝"。





はじまりの朝を1曲目に演奏し

MCをしながら
ギターに内蔵されている
チューナーを使って
チューニングを元に戻し、
後の曲を演奏した。








演奏が全て終わって、
ギターからシールドを
抜こうとした時に
気がついた。




手元でチューナーの
光が付いていた。






あの時の光景は
ショックすぎて
忘れられない。













私のギターはエレアコで、
ライブのときはいつも
ギターにシールドをぶっ刺して
ラインで
音をとってもらっている。



そこでとった音をPAさんが
いい感じに調整して
返し(演者側に聞こえる音)や
客席側へ流しているのだが、



私のエレアコ本体には
チューナーが内蔵されていて、

これが使われている時には
一切音を拾わなくなる。






ギター本体のチューナーが
演奏が終わるまで
つきっぱなしだった、

ということは

チューニングをした後から
ギターの音が一切
拾われていなかった

ということで。








愕然とした。




このミスは、
2回目だった。











PAさんが
ギター本体の前に設置していた
外から音を拾うマイクを使って、


どうにかこうにか
カバーしてくれていた様で

客席側には
ちょっと音小さいなぁ、
くらいで
済んでいたらしいけども






でも問題は

そんな単純なことに
気がつかなかった
自分がいたこと。




演者側に
返しがきていないのに
それにも
気がつかなかった。







もうそろそろ
緊張しすぎるの
やめにしないか?
自分。







緊張は
"自分が納得できるものにしたい"
という気持ちの表れでも
あるんだけども、


毎回毎回されるとなると
本当に
たまったもんじゃない。




何で何回も
ライブ打ってるのに
こんな緊張するかな。




何で同じ過ちを、
二度、繰り返すのかな。










オープンチューニングの曲を
ライブでするのが
久しぶりだったから。

私は演奏するのは
1番手が多いのだけど
今回は久しぶりに
2番手で、
1番手の京さんが
すごい、よかったから。



緊張した。
仕方なかった。











.....なんて

言い訳しか出てこない自分に
嫌気を通り越して
殺意すら抱く。















実際のライブ自体も

自分では
まずまず、
と思っていたのだけど

ライブの音源を聴き返して
外から聴いたら



....長い。





不思議なもんで
同じ時間でも
いいライブは短く感じる。


それが
長く感じるのは

"いいライブではない"。





音源は32分だったが、
それ以上に感じた。








また、
これは指摘があって
気がついたのだが

"ライブは
演者みんなで作っている"

ということ。






今回PETAさんとの
"共演"なのだから
『同じレベルでやります』
という心持ちでないと
いけないし、

演者はお互いに
配慮がなくてはならない。




30分のところを
32分演奏してしまった私は
"みんなで作るライブ"を
わかっていなかった。






"時間が押す"ということは
"誰かの時間を奪っている"
ことと同じだ。










要するにこの日の私は

"周りが全く見えていない"

状態にあった。











聴き手のことも、
共演者のことも、
支えてくれている人のことも、





全部無視したライブを
打ってしまった、と気付く。











悔しくて、悔しくて、

でももう
どうしようもなくて。





いい勉強になった、
と思って
がんばるしかない。








ライブで
人を惹きつけられるように
なりたい。


それは
好き嫌いとは違って、
上手い下手とも違う。


うまくいえないけど
自然と息を飲む様な、
その一瞬一瞬を
見逃すまいとしてしまう様な、

そんなライブを打てる
人間になりたい。



外からも
短く感じるライブがしたい。




やらなきゃいけないこと
やりたいことが山積みだ。






届かない、と
知りたくなくて
目を逸らす

と歌う自分がいる。





でも、
逸らしちゃダメだ。










絶対、捕まえてやる。