お前はここでやんのは何回目や
うるさいんや
迷惑考えろ
次見かけたら承知せんからな
いつかあるかもしれない、と
思っていた通りの
文言だったのだけれども
それが初めてだった上
男がものすごい剣幕で
言ったもので
圧倒された。
その勢いのままズンズン進んで
奥でストリートをやっていた人達にも
同じ様に、
今考えると常習犯だったのか、
むしろ私以上に、
怒鳴り散らして
街を静まり返らせた。
後を追う様に警察が来て
丁寧に
思っていた通りの文言を
言ってくれた。
その中でも
思っていなかったために
驚いたのは
「やめない人が多い」
という言葉だった。
宣伝のために
ストリートを始めた時、
懸念していた部分に
もろにぶち当たった。
生活をする人の
迷惑にならない場所を
選んでいたつもりだったけども、
そういう問題でもなく、
生活があろうがなかろうが
人によっては
歌そのものが騒音なのだ。
歌は
誰かの心に刺さって
離れないことがある。
良くも悪くも。
聞きたくもないのに
聞かせられるものほど
人を苛立たせるものはない。
警察が苦笑いして
初めての子に
あそこまで言わなくても....
と言っていたけど
彼にとって
上手かろうが下手かろうが
ストリートの音は
騒音でしかないのだ。
それぞれの
ストリートミュージシャンにとっては
月3だか週2だかわからないけども
彼にとっては毎日毎日
聞きたくもないものを聞かされて
地獄なのかもしれない。
男の剣幕は
受験期にリビングからしていた
笑い声
話し声
テレビ
ドライヤー
扉
椅子
水
ストレスで髪が抜け
禿げていた
あの頃の私が感じていた
ありとあらゆる音を彷彿させた。
気になってしまうと
もうどうしようもないのだ。
その気持ちはよくわかる。
とても申し訳ないことをしたと思う。
でもその一方で、
何を何回言われても
やめないやつがいることに驚いた。
ストリートなんて
大半の人は聞きたくなければ
聞き流すことができるし、
気になってくれた人は
足を止めて聞いてくれる。
なんなら
褒めて構ってくれる人もいるし
お金をもらえることだってある。
だったら1人や2人くらいに
とやかく言われたっていいや。
そんなところか？
人に迷惑をかけてまでする
そのライブに
どれほどの価値がある？
人を楽しませたいからとか
音楽は人を幸せにするからとか
1人や2人くらい、とか
理想にエゴを重ねるなよ。
それともあれか、
怒鳴られたって
警察に注意されたって
がんばってる
ボクワタシ素敵、
みたいなやつだろうか。
ありえない。
そんな奴らと一緒くたにされたら
たまったもんじゃない。
非難轟々でも
罵倒されても
ヘタクソ！って殴られても
別に構わないのだけれども
誰かに
迷惑をかけたり
困らせたり
辛い思いをさせてしまうくらいなら
全くもって
やらない方がマシだ。
ということで
ゾミストリートは
本日をもって終了します。
ライブの宣伝のため、
と思って
1ヶ月ちょくちょく
やり続けてみたけども
やっぱり元々
人間が苦手で
向いていない感じもあって
精神的にしんどかったり
体調崩したり
曲作り進まんかったり
挙げ句の果てに
人様に迷惑かけてしまったり
....って
ええことないやないか。笑
でもこの1ヶ月で
私に出会ってくれて、
がんばってねって
声かけてくれた
たくさんの人達には
本当に感謝しています。
ありがとうございます。
同時に、
たくさんの人達に
うるさくて
迷惑をかけてしまったことも
反省しています。
本当にすみませんでした。
宣伝の方法を
考えないとね。
ライブにきて、
"LIVE"を感じてほしい。
あの箱でしか出せない
あの空気感を知ってほしい。
良元優作さんの言葉を借りるなら
"深海魚"たちを知ってほしい。笑
そのきっかけが私だったなら
これほど嬉しいことはない。
もっと精進して
いい音楽然り、いい音源を作って
広めていかなくちゃね。
ZOMI の拡散に
何か良いアイデアがある方は
教えてください。切実に。笑
道端で見かけることは
もうないかと思いますが
がんばってやりますので
どうか、
よろしくお願いいたします。